感謝込め鉢花 父母へ 胆沢中卒業生【奥州】
奥州市胆沢区の胆沢中学校(関向正俊校長、生徒428人)の3年生は14日、授業で育てた鉢花を日ごろの感謝を込めて保護者にプレゼントした。
3年生は昨秋から県立水沢農業高校の協力を得て、キク科のシネラリア(別名サイネリア)を栽培。適正な栽培管理によって順調に生育し、紫やピンク、白色のきれいな花が咲きそろった。
贈呈は同日の卒業式の中で行われ、卒業証書を受け取った生徒一人ひとりが、メッセージを添えた鉢花を保護者に手渡した。生徒たちは照れながらも「今までありがとう。これからもよろしく」などと面と向かって思いを伝えた。
前生徒会長の佐藤圭君(15)は「鉢花は親へのこれまで15年間お世話になった感謝の気持ちを込めて育てた。今後その恩を返していけたらと思う」と話していた。