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新田佳が金 ノルディックスキー距離 今大会日本勢3個目 平昌パラリンピック

ノルディックスキー距離男子10キロクラシカル立位の表彰式を終え、金メダルを手に笑顔の新田佳浩=17日、韓国・平昌

 【平昌時事】平昌パラリンピック第9日は17日、ノルディックスキー距離が行われ、男子10キロクラシカル立位で新田佳浩(日立ソリューションズ)が今大会で日本勢3個目となる金メダルを獲得した。

 新田佳は2冠に輝いた2010年バンクーバー大会以来となる金を手にした。今大会は14日のスプリント・クラシカルの銀に続く自身二つ目のメダルで、日本のメダル総数は9個になった。

 17歳の川除大輝(日立ソリューションズJSC)は10位、佐藤圭一(エイベックス)は11位だった。女子7・5キロクラシカル立位の出来島桃子(新発田市役所)は12位、阿部友里香(盛岡南高出、日立ソリューションズJSC)は13位。

 アルペンスキーは男子回転が行われ、座位で滑降銀メダルの森井大輝(トヨタ自動車)は4位。狩野亮(岩手大―マルハン)と鈴木猛史(KYB)は1回目で途中棄権した。立位の高橋幸平(盛岡農高)は17位、小池岳太(JTBコミュニケーションデザイン)は18位。

 大会は最終日の18日、アルペン女子回転やパラアイスホッケー決勝などを行い、夜の閉会式で熱戦に幕を下ろす。

阿部、持ち味出せず

 女子7・5キロクラシカル立位で13位に終わった阿部友里香は、むせぶように泣いた。「自分の走りがしたかったけれど、思うようにいかなかった」。バイアスロンを含む個人の全4種目を終え、最高で9位と目標のメダルは遠かった。

 22歳で迎えた2度目のパラリンピック。「初めてでわくわくしていた」というソチ大会と違い、今回は結果を強く求めただけに気負いもあったのだろう。「体が緊張でこわばってしまった」。体全体で大きく滑る持ち味を出せなかった。エース新田佳らと臨む18日の混合10キロリレーに最後の望みをかける。

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