花巻

におい豆の魅力堪能 地元3社が調理イベント みそ造り体験も【花巻】

におい豆を使ったみそ造りに挑戦する参加者

 花巻の在来種青大豆・におい豆を使った催し「作って食べよう!におい豆味噌(みそ)」は25日、花巻市大通りのなはんプラザで開かれた。押切食品=同市東十二丁目=の豆を原料に、佐々長醸造=同市東和町=のみそ造りと黒川食品=同市野田=の豆腐料理を楽しむ企画。子供連れら24人が参加し、原料や作り方、料理の全てを花巻にこだわった古里の調理イベントを楽しんだ。

 独特の香りが特長の豆を生かし、地元産商品の付加価値向上につなげようと構想されたイベント。におい豆作りを受け継ぐ押切食品が材料提供や企画を担い、みそ造りの老舗・佐々長醸造とファンの多い豆腐、納豆作りの黒川食品がそれぞれのノウハウを持ち寄って開催された。

 このうち、みそ造りでは、佐々長の佐々木洋平専務が参加者を指導。豆のつぶし方やこうじ、塩の混ぜ方、管理保存法などを伝えた。におい豆をふんだんに使った昼食には押切食品のアンテナショップ「豆蔵おしきり」の人気メニューや黒川食品の豆乳などが用意され、独特の味わいで好評を集めていた。

 盛岡市から参加した小笠原絹子さん(65)は「おいしいみそ汁が飲んでみたくて申し込んだが、みそ造りは力仕事。なかなかない機会なので勉強になった。みそ汁も普段作っているのとは全然違う良い味」と、納得の表情で話していた。

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