奥州・金ケ崎

最優秀賞は蜂谷さん 市観光写真コン 金色に輝く朝もや捉える【奥州】

最優秀賞に選ばれた「金色の朝」
▲蜂谷福夫さん

 奥州市観光写真コンクール(市観光物産協会主催)の最優秀賞(市長賞)に同市水沢区佐倉河の会社員蜂谷福夫さん(60)の「金色(こんじき)の朝」が決まった。前々回に続く2度目の最高賞で、市役所江刺総合支所で28日に他の入賞者とともに表彰された。

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 4回目のコンクールには、同市など県南各地と青森、仙台、大阪を含む39人から市内の自然や祭り、郷土芸能などを題材とした92点の応募があった。市と同協会、報道関係者による審査で優秀、優良各2点、入選5点を含む10点が選ばれた。

 表彰式で菊池達哉同協会長は「徐々に裾野が広がり、これまでとも違った視点の作品が増え、われわれの知らない地域のものが発掘されるのはうれしい」とあいさつ。蜂谷さんら出席した入賞者7人に賞状と副賞が贈られた。

 最優秀賞作品は、2017年8月の早朝に同市胆沢区の奥州湖(胆沢ダム)眺望台から眺めた下流域周辺の景色。山の木が幾重にも連なるもやのかかった風景に朝日が差して金色に輝く瞬間を捉えた。審査では「こんな幻想的な美しい景色がどこで見られるのかと興味をかき立てられる」として評価された。

 撮影地に何度も足を運んでいた蜂谷さんは「焼石に登ろうと朝早く出掛け、ちょっと寄り道したら幻想的な景色が広がっていた。朝早くしか見られない眺めをぜひ見に行ってほしい」と語った。

 入賞作品は4月1日から1カ月程度、みずさわ観光物産センター、江刺夢プラザ、前沢ふれあいセンター、胆沢まるごと案内所、衣川歴史ふれあい館の5会場で展示される。

 最優秀賞を除く入賞作品と出品者は次の通り。(敬称略)

 ▽優秀賞=「豪華絢爛」達下才子(奥州市江刺区)、「初雪の境内」及川文夫(同市水沢区)▽優良賞=「奥州湖晩秋」河東田康昭(同)、「奥州一本桜」佐藤徳代(同)▽入選=「深緑と渓流」小野寺恒夫(一関市花泉町)、「轟く太鼓」大和田正光(北上市)、「田に映す春の景色」宮本恭輔(大阪府河内長野市)、「束稲山に舞う」木浪有生(青森県八戸市)、「庭田植再現」浅川義廣(奥州市水沢区)

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