一関・平泉

郷土に感動 一関市民栄誉賞 岩渕選手(学院高2年)を表彰

勝部市長(右)から市民栄誉賞のトロフィーを授与される岩渕選手

 一関市は9日、平昌五輪スノーボード女子ビッグエアで4位入賞を果たした同市東山町の岩渕麗楽選手(16)=一関学院高2年、キララクエストク所属=に市民栄誉賞を贈呈した。同市八幡町の同校で表彰式が行われ、勝部修市長からトロフィーが授与された岩渕選手は「自分のためにということを一番にやってきたが、たくさんの人たちに応援してもらい、さらに栄誉ある賞まで頂けて本当にうれしい。認めてもらえたという思いで、重みを感じている」と笑顔で喜びを語った。【社会面に関連】

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 岩渕選手は、2月の平昌五輪に出場。スロープスタイルは14位に終わったが、得意のビッグエアで日本勢最高位の4位に入った。市民初の五輪出場を果たし、市民に大きな希望と活力を与えたことが高く評価され、同市3人目となる市民栄誉賞の受賞が決まった。

 表彰式は、岩渕選手の平昌五輪出場報告会に先立って行われ、市関係者をはじめ、300人余りの全校生徒、同校職員が出席した。勝部市長は「岩渕選手の平昌五輪での活躍は市民に大きな感動を与えてくれた。岩渕選手は平昌五輪の“忘れ物”を、4年後の北京五輪に必ず取りに行くと思う。ぜひ皆さんも大きな声援を送ってほしい」と北京五輪でのメダル獲得を期待した。

 式後に開かれた報告会で岩渕選手は「4歳からスノーボードを始めて12年間、五輪で結果を残そうとやってきた。力を出し切れず、すごく悔しいが、天気が悪かったり、コンディションが自分に合わなかったりしても結果を出していける選手が必ずいると今回の五輪で思った。次の北京に向けてまた頑張りたい」と活躍を誓っていた。

 佐伯幸雄校長は「一関市民のみならず県民に大きな感動と喜びを与えてくれた。現役高校生が五輪に出場するということは岩手にとって初めてのこと。学校にとっても非常に名誉なことであり、同じ校舎で学ぶ生徒にも大きな刺激、励みになる」と岩渕選手の活躍を称賛。生徒代表の鈴木優斗自治委員長(3年)も「次はさらに良い成績を収められるよう頑張ってください」とエールを送った。

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