花巻

野球熱 地域に活気 はなまきフェスタ 実行委発足、3事業計画

会則や役員などを決めたはなまきベースボールフェスタ実行委設立総会

 野球を通じて花巻市を盛り上げるイベント「はなまきベースボールフェスタ」の実行委員会(会長・上田東一市長)が27日、発足した。菊池雄星投手(花巻東高出)らプロ野球西武の主力選手を招いた野球教室など、7~12月に3事業を展開する計画。同市にゆかりのあるプロ選手たちの活躍が目覚ましい中、地域の野球熱が一段と高まりそうだ。

 同市花城町のまなび学園で設立総会と第1回総会が開かれ、市や関係団体、花巻東高、富士大から14人が出席。実行委の会則や役員、事業計画、収支予算などを決めた。

 計画によると、野球教室は12月1、2の両日に同市松園町の市総合体育館で開催する予定。菊池投手のほか、いずれも富士大出身の山川穂高内野手、外崎修汰内野手、多和田真三郎投手を講師に招き、子供たちが技術やプロの心構えを学ぶ。

 7月31日に西武の本拠メットライフドーム(埼玉県所沢市)で行われるソフトバンク戦では、「キラキラはなまき 銀河鉄道ナイター」と銘打ち、球場内外で花巻市の物産・観光をPRする。同市に関係する4人の活躍を後押ししようと、小学生の親子40組(80人)などを観戦招待する考えで、両イベントとも詳細については今後球団と協議を進める。

 9月29、30の両日には、花巻球場で宝くじスポーツフェア「ドリーム・ベースボール」を開催。著名な元プロ野球選手でつくるドリームチームと花巻選抜チームの親善試合をはじめ、指導者クリニックや少年少女野球教室、講演会、サイン入りグッズが当たる抽選会などを企画している。

 設立総会であいさつに立った上田市長は、米大リーグのエンゼルスに所属する大谷翔平投手(花巻東高出)の活躍にも触れ、「花巻は今、野球で注目されている。ゆかりの選手たちが花巻を大事にしてくれており、野球の盛んな場所、全国的に発信できる場所となっている。三つの大きな事業に向け、市民と一丸となって準備していきたい」と述べた。

 会長を除く役員は次の通り。(敬称略)

 ▽副会長=畠山忠弘(花巻市体育協会長)菊池徳男(市野球協会長)佐々木博(花巻観光協会長)▽監事=久保田廣美(市体育協会専務理事)平塚正隆(花巻観光協会専務理事)

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