一関・平泉

無量光院 往時を再現【平泉】

 世界遺産「平泉の文化遺産」の構成資産で国特別史跡に指定されている平泉町の無量光院跡で28日、園池に水が張られ、浄土を連想させる往時の庭園の姿が再現されている=写真=。11月25日まで。

 庭園の価値を分かりやすく伝えようと、同町が世界遺産登録翌年の2012年度から実施。復元整備が進んだ16年度からは、観光客が多く訪れる春から秋までの期間中、水をたたえた史跡公園として暫定開園している。

 26日に照井堰(ぜき)用水から園池に水を引き始め、大型連休初日の28日までに水をたたえた往時の姿を再現。青空が広がる好天の下、訪れた観光客らが散策を楽しんでいた。

 無量光院は、奥州藤原氏3代秀衡が京都・宇治の平等院鳳凰(ほうおう)堂を模して建立した寺院。東西約140メートルの広大な池の中に中島、東島、北小島を配し、中島には鳳凰堂をしのぐ堂宇が建てられていた。

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