ＧＷに金和菓子　お土産セット　いわて盛り限定販売【花巻】

　花巻市の地域おこし協力隊員らでつくる「土産おこし協力隊」は、28日からお土産セット「協力隊印　いわて盛り」の限定特別版の販売を同市上町のマルカンビルで始めた。大型連休にちなんでＧＷセットと名付け、花巻と一関地方の「金」の文字が付く和菓子など４種類を詰め合わせた。いわて盛りの販売開始から間もなく１年。同隊員は「地域に愛されている味を楽しんでほしい」とアピールする。

　いわて盛りは、県南地方の地域おこし協力隊員のアイデアで生まれた。友人へのお土産として提案され、２０１７年５月に花巻、北上両市の協力隊が先行し、両市のお菓子をそれぞれ四つ詰め合わせた２種類の販売を開始した。その後、奥州市や一関市などの隊員によって奥州セット、一関セット、三陸セットがイベント会場で限定販売されている。

　今回販売されたＧＷセットは「Ｇ（ゴールデンな）Ｗ（和菓子）」の意味で、黄金週間にちなんで金の文字が付く物や金色に近い色をした和菓子４種類。花巻市の「伝承ゆべし黄金餅」（菓匠丸文）と「花巻銘菓べっ甲せんべい」（玉川屋）、「豆銀糖」（賢治最中本舗）と、一関市の「平泉黄金餅」（菓匠松栄堂）を詰め合わせた。

　販売価格は花巻、北上両セットと同じ６００円（税込み）。マルカンビル１階で数量限定で販売している。５月３日からは一関セットも加えて販売する。

　花巻市地域おこし協力隊の岡田芳美さん（32）は「２種類の黄金餅が楽しめるなど４種類を詰め合わせた。四つの味を楽しんでもらいたい」とＰＲする。県内外に情報発信しながら今後もセット内容の改良、種類拡大につなげていく。

　花巻セットと北上セットは常時販売され、マルカンビルのほか、同市松園町の「いわてのギフト　ＩＷＡＴＥ　ＳＴＡＲ　ＢＲＡＮＤ」、北上市大通りの北上観光物産館アクセスでも扱っている。

　問い合わせは、花巻市秘書政策課広報係＝０１９８（２４）２１１１＝へ。