県内外

平昌での健闘たたえる 岩手県関係出場選手 五輪・パラ報告会 小林兄弟ら出席【盛岡】

達増知事(前列右)と記念撮影する平昌冬季五輪・パラリンピック出場の本県関係選手ら

 平昌冬季五輪・パラリンピックに出場した本県ゆかりの選手の報告会(実行委主催)は30日、盛岡市内のホテルで開かれた。参加者の大きな拍手で迎えられた選手らは、五輪・パラリンピックを振り返り、新たな挑戦への一歩を踏み出した。

4年後にも期待

 スキージャンプの小林潤志郎選手(雪印メグミルク)と小林陵侑選手(土屋ホーム)兄弟、バイアスロン・距離の阿部友里香選手(日立ソリューションズ)ら本県ゆかりの選手とガイドスキーヤーの計9人が出席。会場に集まった400人を前に、五輪で感じたことや裏話、4年後の五輪・パラリンピックに向けた抱負を語ったほか、来場者の質問に答えた。

 スキー距離混合10キロリレーで4位に入賞した阿部選手は「良くて8位入賞と言われていたので4位という結果はびっくり。日本チームとしてはぶっつけ本番みたいな感じだった」と裏話を紹介し、「地元山田町の友人から携帯電話で送られたパブリックビューイングの映像が勇気や元気につながった」と振り返った。

 報告会に参加した一関市立大東中学校1年の菊地怜奈さん(12)は、スキーノルディック複合の永井秀昭選手(岐阜日野自動車)にベストな状態で試合に臨むポイントを質問。「トレーニングだけでなく食事を重視するなど日々のコンディショニングを大事にしていることを知った。私も実践したい」と話していた。

 岩渕麗楽選手(一関学院高2年、キララクエストク)ら2人は欠席したが、ビデオメッセージを寄せ、4年後の五輪に向けて飛躍を誓った。

 この日は県スポーツ賞表彰式も行われ、実行委員長の平野淳県体育協会副会長兼理事長は「出場者の栄光をたたえ、今後の活躍に向け応援しよう」とあいさつ。

 達増拓也知事が表彰状を手渡し「輝かしい活躍は県民に勇気と力を与え、ふるさと岩手への誇りや県民の一体感を生み出し復興の推進や県勢の発展につながる」とたたえた。

地域の記事をもっと読む

県内外
2024年5月19日付
県内外
2024年5月19日付
県内外
2024年5月19日付
県内外
2024年5月19日付