満開 希望の春 東山【一関】
一関市東山町松川字岩ノ下の阿部平さん(70)は、自宅近くの畑に「希望春」の文字をかたどってチューリップを植栽した。畑が見下ろせる市道からはっきりと文字が見て取れ、地域住民が散歩がてらに写真を撮るなどしている。
阿部さんは数年前から休耕地約3・6アールを借り受け、花を植えるようになった。昨年友人からチューリップの球根約2000個を譲り受けたことから、道路から眺められるようにしようと、漢字3文字をかたどって球根を植栽した。
チューリップは4月23日ごろに満開となった。規則正しく並んだ赤や黄色の花が明るい春を表現。阿部さんは「畑がもったいないと思って始めたが、近所の人にも喜んでもらえているようで良かった」と話している。