花巻

「花巻まつり」を後世に 市教委 無形民俗文化財指定へ

風流山車が練り歩いた昨年の花巻まつり(資料)

 花巻市の420年余りの歴史を誇る「花巻まつり」が、市の無形民俗文化財(年中行事に関する風俗習慣)に指定されることがほぼ固まった。21日に開かれる市教育委員会議で正式決定される。

 文化財指定に関しては市教委から諮問を受け、今年2月に開かれた市文化財保護審議会が諮問通りに「指定が妥当」と答申。承諾を依頼された花巻まつり実行委員会が4月に開催され、関連議案を全会一致で可決した。

 指定調書などによると、花巻まつりは江戸初期に花巻開町の祖で花巻城主・北松斎(1523~1613年)の持仏観音の祭りとして始まる。北松斎の没後は城下町の祭りへと発展。明治期に入ると、鳥谷崎神社(同市城内)の祭りとして催行された。

 まつりの山車は、鯨の張りぼてから始まり、明治期には高さ13メートルの「尾形山車」に変わり、大正期には町中に電線が整備された影響で現在の「風流山車」に変更。一方、山車を出せない町内から「樽神輿(たるみこし)」が昭和初期に登場し、今や山車と並ぶ祭りの出し物として定着。2015年には114基の神輿がそろい、「一つの会場で披露される神輿の数」として世界記録を達成している。花巻の民俗芸能を代表する鹿(しし)踊りと権現舞の演舞も人気を呼んでいる。

 花巻まつり関連では山車運行の際に搭乗者が奏でる「花巻囃子(ばやし)」が1960年に市無形民俗文化財(民俗芸能)に指定されている。

 市教委文化財課によると、今回の指定で祭り全体を無形民俗文化財とし、「花巻伝統のまつりを後世に伝えていく意味で重要なものになる」としている。

 実行委は今年の祭り日程を9月7~9日に決定している。

momottoメモ

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