花巻

ブリヂストンこどもエコ絵画で大賞 大木君(矢沢小5年)に花巻ユネスコ賞

三田会長(右)から表彰状を受ける大木君

 花巻ユネスコ協会(三田望会長)は23日、第15回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクールの大賞に輝いた花巻市立矢沢小学校5年の大木昇陽君に花巻ユネスコ賞を贈り、今後の活躍を期待した。

 大賞を獲得した作品は「ぼくの冬、また来年」。大木君が小さい頃から見ている川や橋、白鳥が飛んでいく冬の景色を描き、自然の豊かさと大切にする思いを作品に込めた。同コンクールは2017年12月から今年1月にかけて作品を募集し、全国の小学生までの子供から約5万6000点が寄せられ、最高賞の大賞には大木君の作品を含め5点が選ばれた。

 同日は三田会長ら協会役員が同市高木の矢沢小を訪れ、大木君に表彰状と記念品を授与。三田会長は大木君の観察力と画力が発揮された作品をたたえながら「小さい頃から絵に親しみ、エコをテーマにした作品から地球を守っていこうとの願いが込められている。花巻ユネスコ賞にふさわしい活躍」と語った。

 これまで花巻ユネスコ賞は小学生団体、高校生個人が受賞しているが小学生個人は初めて。役員は大木君に「これからも好きな絵画で活躍してほしい」と期待した。

 大木君は「大賞が決まった時は驚いた。好きな景色なのでいつの日か描きたいと思っていた。一つの絵が(大賞と花巻ユネスコ賞の)二つの賞に選ばれてうれしい」と喜びをかみしめていた。

 花巻ユネスコ賞は、教育・文化の発展に努め、平和を希求するユネスコの理念に沿う顕著な活動を行った青少年らに贈られている。なお、同コンクールの受賞作品などは、ブリヂストン社ホームページで紹介している。

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