復興と鎮魂願い 盛岡で「東北絆まつり」開幕

東北絆まつり2018盛岡が開幕。高さ12メートルの竿燈を自在に操る秋田竿燈まつりなど東北を代表する祭りがパレードで披露され、沿道の見物客を魅了した


 東北6県の代表的な夏祭りが集結する「東北絆まつり2018盛岡」(実行委主催)が2日、盛岡市で開幕した。東日本大震災からの復興と犠牲者の鎮魂を願い、約1300人が一体となって繰り広げるパレードをはじめ、郷土芸能ステージなど熱気あふれるイベントが3日まで繰り広げられる。

 東北絆まつりは、2011年に始まった東北六魂祭の後継イベントとして、17年に仙台市でスタート。2日間で約30万人の人出が見込まれている。

 初日は岩手公園(盛岡城跡公園)で開祭式が行われ、実行委会長の谷藤裕明盛岡市長が「六つの祭りをお楽しみいただき、復興に向けて進む姿をご覧いただきたい」とあいさつした。本県は絆まつりを機に、19年のラグビーワールドカップ釜石開催や三陸防災復興プロジェクトに向けた大規模な観光キャンペーンを展開。来賓の達増拓也知事は「岩手と全国、海外との絆を強め、オール岩手での盛り上がりとなってほしい」と期待した。

 市内の中央通では郷土芸能パレードが行われ、盛岡さんさ踊りをはじめ青森ねぶた祭、秋田竿燈(かんとう)まつり、仙台七夕まつり、福島わらじまつり、山形花笠(はながさ)まつりが華麗な演舞を披露した。

 同市盛岡駅前通の菊地久美子さん(47)は「東北の祭りをぜいたくに味わえる」と満喫。ねぶた祭の「跳人(はねと)」として参加した仙台市の中村優子さん(35)は「観客と一緒に参加している気持ちになれる」と魅力を語っていた。

 3日は午後0時30分からパレードがあり、4時15分から岩手公園で閉祭式が行われる。