北上・西和賀

縄文文化思い作業に汗 樺山遺跡 竪穴住居2棟解体【北上】

復元竪穴式住居の解体作業に当たる参加者

 北上市稲瀬町の国指定史跡樺山遺跡にある縄文時代の竪穴住居2棟の解体が2日、現地で行われた。住民ボランティアや関係者約30人が参加し、歴史ロマンに触れながら作業に汗を流した。

 同遺跡は縄文時代中期(5000~4000年前)の集落跡で、竪穴住居と配石遺構がある。1995年に市が公園として遺跡を整備した際、来場者に縄文時代に思いをはせてもらおうと住居跡の上に復元竪穴住居5棟を建てた。

 ただ、開園から20年以上が過ぎ竪穴住居が経年劣化。5棟のうち東側の2棟は特に腐食が進み、市は倒壊の危険性があるとして解体を決めた。

 暑さと土ぼこりが舞う中、参加者は手作業で竪穴住居を覆うカヤを懸命に撤去し、運搬。市文化財課調査員による竪穴住居の解説も行われ、参加者は興味深げに聞き入っていた。

 地元にUターンしてきた櫻井雅康さん(54)=同市大通り=は「景色も良く、地元にこういう場所があるとは知らなかった。説明も聞けて内部の構造がよく分かり、面白く興味深い。作業で貢献できてうれしい」と充実した表情。妻の美智子さん(56)も「大きな地震(東日本大震災)でも倒れず、耐震性も高いと知った。カヤの量が見た目よりもたくさんあり重労働だったが、なかなかできない経験で気持ちいい」と笑顔だった。

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