北上・西和賀

クッキー上手にできた 専大北上 高校生と園児が食育交流

園児のお菓子作りを見守る高校生

 北上市新穀町の専大北上高校(及川和夫校長、生徒695人)で19日、隣接する専大北上幼稚園との食育交流が始まった。生徒が雑穀クッキー作りの指導を通して園児と触れ合いながら、家庭科の学びを深めている。

 園児と接することで保育分野の学習効果を高め、生徒を含めた食育も図ろうと行われ、今年で12年目。初日は選択科目の家庭科を履修する普通科の3年生26人と、年長児30人が取り組んだ。

 クッキーは県産の雑穀を使い、オリーブオイルをバターの代わりとして乳製品のアレルギーに配慮したレシピ。園児は小さな手で一生懸命生地を作った。生徒は要点を教え、園児が片付けまで自分でこなせるように見守った。

 クッキーは園児が試食。冨加須湊佑ちゃん(5)は「クッキーはいい匂い。作るのが楽しかった」と笑顔を見せた。

 三浦帆夏さんは「園児が自分の手で作業できるよう一緒の目線で考えるのが難しかった。最初は距離があったが、楽しく過ごせる時間が増えた」と話していた。

 交流は、参加生徒や対象の園児を変えて7月2日まで3回行われる。

momottoメモ

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