葉の傘差し梅雨仕様? 佐々木實さん方キュウリ収穫【一関】
実から葉が1枚生えたキュウリが、一関市厳美町字滝ノ上の佐々木實さん(84)方で収穫された。今年最初のキュウリ漬けを作ろうと収穫した妻サツ子さん(81)と2人で、「50年作っていて初めて」と顔を見合わせている。
佐々木さんは庭の家庭菜園でタマネギやトマトなど12種類を栽培。夫婦で食べたり、近所にお裾分けしたりしている。
キュウリは漬物にすることが多いが、最盛期にはつくだ煮にもする。今年最初の収穫は19日。サツ子さんは「もう1本欲しい、と取った時に違和感があった。家に入って見たら葉が生えていた」と話す。
實さんは「周りに聞いても見たことがないと言われる。今までとの違いは苗を買う店を変えたぐらい。キュウリ16本をいつも通りに育てた」と言い、「それにしても見事な葉っぱだ」と傘をかぶったような風体のキュウリを眺めている。