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平野氏4選出馬へ 来夏参院選岩手選挙区 自民県連関係者に意向

平野達男氏

 自民党の平野達男参院議員(64)=岩手選挙区=が2019年夏の参院選岩手選挙区(改選数1)に4選を目指し出馬する意向を固めたことが28日、分かった。後援会や党県連関係者には既に出馬の意向を伝えているが、平野氏は岩手日日新聞社の取材に対し「(自民党)県連の了承を得てから進めていきたい」としている。参院選岩手選挙区で出馬の意向を示したのは平野氏が初めて。

 平野氏は北上市出身で東京大農学部卒。農林水産省の官僚を経て01年の参院選に旧自由党から立候補して初当選。民主党政権では復興担当相、復興相などを務めた。13年に民主党を離党して参院選に無所属で出馬、3選を果たした。

 15年の知事選に県議会会派のいわて県民クラブからの要請を受け一時出馬を表明したが、当時国会で議論していた安全保障関連法案が争点化されたとして「私の本意とは大きく懸け離れた状況と言わざるを得ない」と告示直前に出馬を断念。その後は参院議員にとどまり16年自民党入りした。

 平野氏の出馬意向を受け、党県連は30日に国会議員や県議らで構成する常設の選対会議を開き、党本部への1次公認の上申を検討する。19年に行われる知事選、県議選の対応について、党県連幹部は「少なくとも1年前の今年9月までには1次公認の調整を進めたい」としている。

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