一関・平泉

トップアスリート育成強化選手 中高生4人認定 一関市 目指せ五輪出場

一関市のトップアスリート育成強化選手に認定された(左から)佐藤さん、鈴木さん、辻山さん、千葉さん

 一関市は5日、トップアスリート育成強化支援事業の育成強化選手に中学生3人と高校生1人の計4人を認定した。各選手に認定証を手渡した勝部修市長は「一関市から五輪選手が誕生し、金メダルを首に掛けて凱旋(がいせん)報告することを夢見ている」と語り、世界大会で活躍できる選手としての成長を期待。各選手は五輪出場や金メダル獲得といった目標を掲げ、さらに練習に励む決意を表明した。

 同事業は、日本を代表するスポーツ選手育成に向けた取り組みとして同市が2017年度に始め、第1号認定選手として3人を選出。このうち、スノーボード競技の岩渕麗楽選手(一関学院高2年、同市東山町)は、今年2月の平昌五輪女子ビッグエアで日本勢最高の4位入賞を果たした。

 2年目の18年度は、市内の種目別競技協会、中学校、高校から推薦された女子6人のうち、辞退した1人を除く5人について選考した結果、フェンシング競技・エペの佐藤琴美さん(16)=同市山目、一関二高2年=、同競技・フルーレの千葉穂波さん(14)=同市萩荘、萩荘中2年=、スキー競技の鈴木杏さん(14)=同市真柴、一関中2年=、水泳競技の辻山小珀さん(13)=同市中里、磐井中2年=の4人を強化支援選手に選出した。

 市役所で行われた認定式で勝部市長は「一関市から日本を代表するようなレベル、国際舞台で活躍できる選手になってほしい」と激励した。

 昨年度に続く認定となった佐藤さんは「(五輪出場には)まだまだ遠いところにある。もっと実力を付けたい」と決意を述べ、千葉さんは「世界選手権や五輪で金メダルを取れるような選手、記憶に残る選手になりたい」と目標を掲げた。

 鈴木さんは「世界で活躍できる選手になりたい。ジュニア五輪で優勝したい」と力を込め、辻山さんは「1位を取れるよう頑張りたい。水中練習だけでなく、陸上トレーニングもこなしていきたい」と意欲を見せた。

 4選手には、強化練習参加や全国大会出場などに伴う経費に対して市から30万円が助成される。

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