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岩大写真部「夏の写真展’18」 共感を呼ぶ39点

いわて情報交流センターアイーナで開かれている岩手大写真部夏の写真展'18

 岩手大写真部(田村紘大部長、部員50人)の「夏の写真展'18」が4日、盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)で始まった。若者ならではの視点で切り取った39点が来場者の関心を誘っている。8日まで。

 夏と冬の年2回、活動成果を発表する場として写真展を開催。今回は部員22人のデジタル作品をはじめ、白黒フィルムで撮影し引き伸ばした作品が展示されている。

 作品は菜の花が咲く小道を仲良く寄り添って歩く親子や、青空を突き上げるように咲くヒマワリ、疾走する馬で的に向けて迷いなく矢を放つ流鏑馬(やぶさめ)などさまざま。

 バラの花びらの裏表のコントラスト、放射状に高速道路が延びるジャンクションなど「輪郭」をテーマに日常を切り取った写真や日々撮りためた写真集もある。

 同市内から夫と訪れた佐々木由紀子さん(81)は「去年も見に来たが、作品からはプロではない素人ならではの温かさを感じる。中でもヒマワリを捉えた写真は子供の頃を思い出し、いいなあという気持ちになった」と見入っていた。

 同写真部の企画担当で同大工学部3年の東峻吾さんは「写真は見る人によって伝わり方はさまざまだが、部員が撮った気持ちを感じてもらえればうれしい」と話す。

 時間は午前10時~午後7時(最終日は午後6時)。入場無料。

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