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300年超の味に新食感 県立大、回進堂、フェザンがコラボ 岩谷堂羊羹新商品案【岩手】

最優秀企画案を考案した(左から)菅原さん、横尾さん、佐藤さん、山口さんと回進堂の菊地代表取締役、菊地取締役
12月の商品化目指す

 県立大学生による奥州市江刺の銘菓「岩谷堂羊羹(ようかん)」の新商品開発に向けた企画案の最終審査会が20日、滝沢市の同大滝沢キャンパスで開かれた。6チームが発表し審査の結果、羊羹にきな粉や黒蜜を掛けて食べる「もちもちWA羊羹(黒煉(ねり)・本煉)」が最優秀企画案に選ばれた。12月の商品化を目指し、製造元の回進堂(本社奥州市江刺愛宕、菊地清代表取締役)と案に磨きをかけていく。

 同市盛岡駅前通の盛岡駅ビルフェザン(笹野盤店長)と同大総合政策学部3年生が協働で展開するプロジェクトの一環で、「南部せんべい」や「かもめの玉子」「白金豚」に続く第4弾の新商品開発プロジェクト。今年は回進堂の協力を得て「ごほうび羊羹をつくろう!」をテーマに商品開発を進めてきた。

 最終審査会では、学生112人で構成された28チームの中から内部審査を通過した6チームが企画案を発表。ストーリー性やコンセプトが明確かなどについて笹野店長、回進堂の菊地代表取締役、菊地孝典取締役、同学部の高嶋裕一教授が審査した。

 最優秀企画案を考案したのは佐藤秀一さん(20)、菅原雄太さん(20)、山口海翔さん(20)、横尾章宏さん(20)のチーム。300年以上の歴史を持つ岩谷堂羊羹の中でも看板商品の黒煉、本煉の寒天を変えることでもちもちした食感にし、さらにきな粉や黒蜜を掛けて食べる「ありそうでなかった新食感」の羊羹を考案した。

 海外や県外から訪れる人をターゲットにし、和紙を採用しシンプルながら人目に付く商品パッケージ、英語にも対応した食べ方指南書を封入するなど工夫を重ね、具体的なマーケティング戦略や販売方法も打ち出した。

 4人は友人を含め多くの関係者の助言で企画案ができたことに感謝。菅原さんは「自分たちのアイデアが認められてうれしい。この先商品化に当たって忙しくなる」と語り、期待に満ちた表情を見せた。商品化の暁には羊羹を食べたことのない人に食べてもらうことで羊羹への認知度が高まることを願う。

 審査員を務めた菊地代表取締役は「混ぜ込むのではなく掛けるという発想、きな粉が羊羹にマッチするというのは自分にとっても新しい発見だった。商品化に向け山あり谷ありだと思うが12月には笑顔で発表できれば」と語った。

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