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大谷1安打

アストロズ戦の七回、内野安打を放つエンゼルスの大谷=22日、アナハイム(時事)

 【アナハイム時事】米大リーグは22日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はアストロズ戦に5番指名打者で出場し、4打数1安打だった。七回に三塁内野安打を放った。チームは14-5で大勝し、連敗を3で止めた。

 ダイヤモンドバックスの平野はロッキーズ戦で出番はなかった。チームは6-1で勝利。田中が先発予定だったヤンキースのメッツ戦は雨のため中止となった。田中は24日(日本時間25日)のレイズ戦で先発する。

 パドレスの牧田は、ダブルヘッダー開催日にベンチ入り選手が1枠拡大される制度によってメジャーに再昇格。フィリーズとの第2試合にベンチ入りしたが、登板しなかった。

足で口火切る

 クリーンヒットこそ出なかったが、エンゼルスの大谷は足でチームに貢献した。リードを3点に縮められた直後の七回の打席。内角球に詰まらされ、鈍い音を立てて上がった小フライが、三遊間に守備位置を取っていた三塁手の前に落ちる。この間に俊足を飛ばして一塁を駆け抜け、内野安打とした。

 「いい当たりがアウトになることもあれば、ああいうのがセーフになることもある」と大谷。1死走者なしからのこの安打で打線は活気づき、この回一挙7得点。食い下がるアストロズを振り切った。

 先頭で打席に立った二回には、フルカウントからの外角に外れる変化球を冷静に見送って出塁。続くキンスラーの打席ではヒットエンドランでスタートを切り、左越え二塁打でホームに滑り込んで試合を振り出しに戻した。

 チームは連敗を3で止め、勝率を5割に戻した。「すごく良い勝ち方ができた。次の試合につながってくれれば」。厳しい戦いが続いているが、ポストシーズン進出は諦めていない。

大谷「いい夏にして」

 エンゼルスの大谷が、3年ぶりとなる夏の甲子園出場を決めた母校、花巻東を祝福し、「いい夏にしてもらえたら」とメッセージを送った。

 高校球児に伝えたいことを問われると、「甲子園に行きたくても行けない子の方が多い。行けた人はおめでとうございます。行けなかったとしても、必ずプラスになることはたくさんあると思う」。自身の高校3年夏は、岩手大会決勝で敗れて甲子園出場を逃しただけに、言葉には実感がこもっていた。

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