12年ぶり無競争か 平泉町長選 告示まで1週間 出馬表明現職のみ
任期満了に伴う平泉町長選は、31日の告示(8月5日投開票)まであと1週間に迫った。これまで出馬を表明しているのは現職の青木幸保氏(64)=同町長島字前林=のみで、2006年8月以来12年ぶりの無競争となる公算が大きくなっている。
青木氏は、3月6日の町議会定例会で再選に向けて出馬を表明。6月3日には同町平泉字泉屋に事務所を開き、鈴木穂嘉実後援会長を中心に町内全21行政区ごとに設けた後援会組織で、キャッチフレーズに掲げる「チーム平泉」のさらなる前進に向けて着実に支持基盤拡大に努めてきた。
無競争の公算が高くなったものの、選挙戦となった場合は期間中に全行政区で演説会開催を予定するなど万全の構え。7月22日夜に開いた総決起集会では、詰め掛けた支持者ら約300人を前に鈴木後援会長が「子供たちの未来のためにも、これから先の4年間は大変重要。後援会としてもしっかりと支え、必ずや勝利することを誓う」と決意を示した。
一方、対抗馬の出馬は告示まで1週間となった現在のところない。町選管が20日に行った立候補届け出の事前審査に訪れたのは現職の青木陣営のみで、前職の死去に伴い行われた06年8月の選挙以来、12年ぶりの無競争となる公算が大きくなってきた。
選挙人名簿登録者数は6月1日現在、6623人(男3166人、女3457人)。