大谷 8号本塁打
【アナハイム時事】米大リーグは23日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はホワイトソックス戦に6番指名打者で出場し、四回の打席でソロ本塁打を放った。8日のドジャース戦で代打本塁打を放って以来の8号。二、六回の打席は左飛、八回の打席は空振り三振に倒れ、4打数1安打1打点。エンゼルスは3-5で敗れた。
ダイヤモンドバックスの平野はカブス戦で出番はなかった。チームは7-1で勝った。
エンゼルスの大谷が、アナハイムの本拠地球場でまたも豪快な一発を放った。四回、ジオリトの外角へ動く速球を捉えると、鋭い打球は中堅へ一直線。飛距離435フィート(約133メートル)と文句なしの8号ソロ本塁打。ファンの歓声を浴びながらダイヤモンドを一周した。
初打席で本塁打を放つなど、打者大谷はエンゼルスタジアムとの相性が抜群に良い。デビューから8本塁打を全て本拠地で放ったことになり、ここまで徹底した例は球団によると創設以来初めてという。その理由について「何となく、雰囲気とかそういうものかなと思う」と大谷。ファンの後押しを味方につけるような打棒で、打率も2割9分。50打席以上に立ったエンゼルスの選手の中で、トップの数字を残す。
8本塁打は全て右投手から放ったものでもある。2点を追う八回に迎えたこの日最後の打席では、無死一塁で苦手の左投手から三振を喫した。試合に敗れて課題も残ったが、胸のすくようなアーチは見る者の記憶に残った。二刀流復活には時間がかかりそうでも、ファンの心をつかみ続けている。
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