一関・平泉

寄り添い触れ合い ボランティアスクール・平泉 小中学生が福祉業務体験

おもちゃの調理セットで遊びながら幼児と交流を深める平泉中の生徒

 平泉町内の小中学生を対象とした2018年度サマーボランティアスクール(町社会福祉協議会主催)が27日、始まった。夏休みを利用して福祉施設での仕事の内容に理解を深めるとともに、利用者と触れ合いを深めている。31日まで。

 町社協に隣接する福祉活動センター「アピュイ」のほか、老人保健施設「さわなり苑」、障害者支援施設「黄金荘」の協力を得て実施。長島小学校から18人、平泉中学校から20人の児童生徒が参加を予定している。

 同センターでの体験コースには平泉中の2、3年生12人が参加。町社協が移送サービスに利用する車椅子対応車両や回転シート車の操作と試乗体験のほか、子育て支援事業で同センターを利用するため訪れた幼児やその保護者と交流した。

 交流では、大型絵本や紙芝居の読み聞かせを行ったほか、おもちゃや遊具で幼児の遊び相手になった。初めのうちは緊張していた生徒たちも幼児の愛くるしい笑顔に表情が緩み、一緒の時間を満喫。「小さい子供との触れ合いを体験したくて参加した」と語った菅原空君(2年)は、おもちゃの調理セットで積極的に幼児との触れ合いを深めていた。

 30日は黄金荘、31日にはさわなり苑でそれぞれ体験コースが行われる。

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