一関・平泉

自然の中、集団生活 知勝院 児童が協調性育む【一関】

網を使って水生生物の観察を行う知勝院寺子屋の参加者

 第5回知勝院寺子屋(実行委主催)は31日、一関市萩荘字栃倉の知勝院で始まった。県内外から集まった小学生が1泊2日の日程で地域の豊かな自然環境に触れながら集団生活を送っている。

 同院周辺の豊かな自然を楽しみながら環境を大切にする心や集団生活を通じて協調性を育もうと企画。今回は県内外の小学1~6年生39人が参加した。初日は自然体験をはじめ、花火や肝試しなどを楽しんだ。

 このうち自然体験は園内の池で子供たちが網を使って、水生生物を観察。児童は池から網をすくい上げると「大きなカエルが捕れた」「メダカがいっぱいいる」など興奮しながら普段は見る機会が少ない生き物を夢中になって観察していた。

 兄と参加した千葉ゆきさん(南小5年)は「エビやメダカを捕まえることができた。初めて見る生き物もいてすごく面白かった。この自然がこのまま残ってほしい」と笑顔を見せ、初めて参加した阿部蒼空君(平泉小2年)は「いろいろな生き物を見ることができた。特にカエルは大きくてびっくりした」と満喫している様子だった。

 実行委の千坂英俊会長は「寺子屋では、町の中でなかなか体験できない虫捕りなどを楽しんでもらいたい。集団生活を通じ、一人ひとりが成長してほしい」と願っていた。

 最終日の1日は写仏やピザ作りを体験する。

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