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花巻東、初戦は下関国際(山口)全国高校野球選手権大会

第100回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会で対戦が決まり、ポーズを取る花巻東の菅原颯太主将(左)と下関国際の浜松晴天主将=2日、大阪市北区

 第100回全国高校野球選手権記念大会(5日開幕、甲子園球場)の組み合わせ抽選会は2日、大阪市のフェスティバルホールで開かれた。今春選抜大会8強で、3年ぶり9度目の出場となる本県代表の花巻東は、大会第5日(9日)の1回戦第2試合で、下関国際(山口)と対戦が決まった。【8、社会面に関連】

 下関国際は2年連続2度目の出場。甲子園は3季連続出場で、前回大会を経験した選手が多く残る。大黒柱は最速147キロ右腕の主戦鶴田克樹(3年)で、攻撃でも4番に座るなど投打でチームを牽引(けんいん)する。

 花巻東は右腕伊藤翼(3年)、西舘勇陽(2年)らタイプが異なる投手陣に厚みがある。打線は田中大樹、紺野留斗(ともに3年)ら中軸に力がある。長打力はないものの、ワンチャンスを物にする勝負強さが光る。

 今大会には、史上最多の56代表が出場。選手権大会で本県代表と山口代表との顔合わせは、1992年の1回戦で一関商工(現一関学院)が山口鴻城と対戦して以来。花巻東は2013年に4強、15年に16強入りしており、夏の甲子園で県勢6年連続となる初戦突破を目指す。

 花巻東・菅原颯太主将

 相手は守備を中心に確実に点を取ってくる堅実なチーム。うちは打線が一人ひとりつなぎ、複数の投手でつないで取れるアウトを確実に取っていく。最後まで決して諦めずに、一戦一戦成長できるように戦っていく。

 下関国際・浜松晴天主将

 相手と力の差は、そんなに開いていない。受け身にならないこと。先制点をどちらが取るか、あとは初回の入り方がポイントになる。相手に点を与えない守備を見せて、切れ目のない打線で得点を奪っていきたい。

momottoメモ

リベンジの夏 花巻東の挑戦

 第100回全国高校野球選手権記念岩手大会(県高野連など主催)で優勝を果たし、3年ぶり9度目の夏の甲子園出場を決めた花巻東。「桐蔭基準」を合言葉に練習を重ねてきたはナインは、今春の選抜大会で辛酸をなめさせられた大阪桐蔭へのリベンジに燃えている。チームのこれまでの成長と岩手大会の戦いぶりを振り返りながら、戦力を分析する。(文中敬称略、高校野球取材班、3回続き)

(上)「桐蔭基準」で雪辱誓う
(中)継投、堅守が勝利の鍵
(下)つなぐ打線 好機に強さ

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