花巻

大谷選手のユニホームも ステップイン・はなまき きょうから展示一新

4日にリニューアルオープンするJR新花巻駅構内の「ステップイン・はなまき」

 花巻市はJR新花巻駅構内の「ステップイン・はなまき」の展示を一新し、4日にリニューアルオープンする。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(花巻東高出)ら同市ゆかりのプロ野球選手11人のユニホームや用具など貴重な品を新たに紹介。野球をはじめとする五つのテーマを掲げた展示内容で、交流人口の拡大や周遊観光につなげる。

 同駅の待合室奥にあるスペースは、広さ132平方メートル。JR釜石線沿線の広域エリアの観光・物産情報を発信しようと、同駅が開業した1985年に開設された。

 リニューアルされた展示のテーマは「花巻温泉郷」「JR釜石線沿線広域エリアの観光情報」「ラグビーワールドカップ2019釜石開催」「花巻まつり」などで、展示総数は150点ほど。

 目玉の「花巻ゆかりのプロ野球選手」では大谷選手をはじめ、ヤクルトの畠山和洋(同市湯口出身、専大北上高出)、西武の菊池雄星、日本ハムの岸里亮佑、広島の高橋樹也、楽天の千葉耕太(いずれも花巻東高出)、広島の中村恭平、西武の山川穂高、外崎修汰、多和田真三郎、阪神の小野泰己(いずれも富士大出)の各選手を紹介する。

 15年に開催された国際大会「プレミア12」で大谷選手が着用した日本代表のユニホームのほか、山川選手のバットや外崎選手のスパイク、多和田選手のグラブなど実際に使用されたグッズを展示。各選手のサインが入ったユニホームやボール、等身大パネル、学生時代の野球用具・写真、花巻東高と富士大のユニホームも両チームの協力などを得て飾られ、野球ファンにはたまらない内容となっている。

 ラグビー関連は日本代表のユニホームや試合公式球、サイン球、花巻まつり関連は解説パネルや神輿(みこし)・ミニチュア山車などが展示されている。

 市商工観光部の冨澤秀和観光課長は「ゆかりのプロ選手の活躍で、花巻と言えば『野球』という声を聞くようになった。市民や花巻に来た方々に喜んでもらうだけでなく、これを目当てに人が集まり、広域エリアに足を延ばしていただけたらうれしい」と期待している。

 同駅待合室の利用時間は午前5時30分から午後11時30分まで。

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