一関夏まつり 時の太鼓 勇壮に くるくる踊り 1500人が大パレード
一関市の第67回一関夏まつり(実行委主催)は2日目の4日、2代目時の太鼓巡行やくるくる踊り大パレードなどが多彩に繰り広げられた。真夏の日差しの下、参加者が元気いっぱいに踊りや演奏を披露し、祭りの雰囲気は早くも最高潮に達した。
2代目時の太鼓巡行には、時の太鼓顕彰会と一関青年会議所の関係者らが参加した。時の太鼓は江戸時代、城下町に時刻を告げるため、一関藩が幕府から特別に許可を得て毎日正午などに打ち鳴らしたとされる。現在は顕彰会が継承しており、夏まつりで勇壮な響きを披露している。
同日は中里市民センターを出発、中央町、地主町を経て大町の大会本部前、JR一ノ関駅前まで練り歩いて演奏を披露し、商店街には勇壮な太鼓の音が響き渡った。躍動感あふれる創作踊りの「炎舞」も披露され、訪れた人たちからは盛んに拍手が送られていた。
くるくる踊り大パレードには、市内の事業所、地域、関係団体などから25団体・約1500人が参加。色とりどりの浴衣に身を包んだ参加者が優雅な舞を披露した。
同日の一関地方は朝から厳しい暑さとなり、一関の最高気温は32・2度(盛岡地方気象台調べ)と6日連続で真夏日となった。参加者は暑さに負けじと演奏、踊りに打ち込んでいた。
最終日の5日は、子供七夕みこしのほか、銀座大龍神巡行、大一関神輿(みこし)祭、水天宮神輿宮入りなどが行われる。
momottoメモ
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