奥州・金ケ崎

ざっつぁか舞い踊る 水沢夏まつり【奥州】

駅通りで1700人が舞い踊った水沢ざっつぁか

 奥州水沢夏まつり(実行委主催)は4日、奥州市水沢の駅通りで街中イベントが行われ、メインとなる水沢ざっつぁかや創作演舞披露、太鼓演奏などが繰り広げられた。ざっつぁかには沿道に市民が訪れ、華やかな演奏に合わせて1700人が舞い踊る水沢の風物詩を楽しんだ。9日には花火大会が行われる。

 同夏まつりは、市や奥州商工会議所、県南広域振興局、水沢ざっつぁか保存協力会など24団体で実行委を構成して実施されている。

 街中イベントは、駅通りを歩行者天国にして開催され、よさこい団体「飛勇凛」の演舞披露で開幕。園児・子供みこし、第33回奥州地方太鼓連大競演会、第15回干支和(えとわ)が行われた。干支和では、市内各地の歴代厄年連23チームが出演し、趣向を凝らした創作舞踊を披露した。

 メインの第43回水沢ざっつぁかまつりでは、保存協力会の菊池達哉会長が「1700人を超える参加者で暑い夏にしていただきたい」などとあいさつ。千春会の本間祥子さんの掛け声で踊り始めると、開始直前からの雨も上がり、42団体がバンドと和太鼓の伴奏に乗って総踊り。前半は基本通りたおやかに踊り、休憩を挟んだアレンジでは掛け声や企業や団体のアピールを加えて個性を発揮していた。

 花火大会は9日水沢競馬場で行われ、午後7時30分から開会式、同40分から打ち上げ予定となっている。

momottoメモ

【ざっつぁか】水沢地方の方言。「雑雑(ざつざつ)」がなまったものとされ、「簡単に、気軽に」といった意味。現在は日常会話で使うことは少なく、まつりでの踊りの代名詞となっている。

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