節目の夏 開幕 花巻東、力強く行進 全国高校野球選手権記念大会
【甲子園取材班】第100回全国高校野球選手権記念大会は5日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。大きな節目を迎えた今大会には、史上最多の56代表が出場。3年ぶり9度目出場の花巻東も悲願の日本一を胸に堂々と行進し、力強く聖地を踏みしめた。
開会式は午前9時から行われ、前回優勝校の花咲徳栄(北埼玉)に続き、各校が南から北の順に入場。金足農(秋田)に続いて登場した花巻東は、旗手の菅原颯太主将(3年)を先頭に引き締まった表情で歩を進めた。
菅原主将は「観客が多く、リハーサルの景色とは全然違った。花巻東の名前が呼ばれた時に大きな拍手が起こって、驚いた」と笑顔を見せ、「一日一日を大切にしながら、残り短い期間で濃い練習をしていきたい」と意気込みを新たにした。
花巻東は大会第5日(9日)の第2試合(午前10時30分開始予定)で、2年連続2度目出場の下関国際(山口)と対戦。開会式後はグラウンドでの練習はなく、西宮市のビーコンパークスタジアムに移動してピッチングマシンで打ち込みを行った。