一関・平泉

雨の中、威勢よく 一関夏まつりフィナーレ 神輿や銀座大龍神

雨の中、威勢よく担いだ大一関神輿祭

 一関市の第67回一関夏まつり(実行委主催)は最終日の5日、大一関神輿(みこし)祭や子供七夕神輿、銀座大龍神などが行われた。雨の中に威勢のいい掛け声が中心商店街に響き、まつりのフィナーレを飾った。

 同日は午前は曇り空だったが、午後からは雨に見舞われた。一時雨が激しさを増したことから、実行委ではイベントの可否を検討した結果、磐井ジュニア太鼓共演を中止したものの、残る大一関神輿祭と銀座大龍神は決行した。

 最終日のメイン行事の一つとなる大一関神輿祭には、6団体が繰り出した。一関文化センターをスタートして錦町水天宮通り、大町の本部前、JR一ノ関駅前広場までを練り歩いた。参加者は雨でぬれた足元に気を配りながら「エイサ、エイサ」と声を掛け合って競い合うように担ぎ、雨に負けじと心意気を示した。毎年恒例の本部前での総担ぎは雨のため見送られた。

 同市大町の商店街関係者らによる銀座大龍神巡行は、1947、48年のカスリン、アイオン両台風の水害からの商店街復興と商売繁盛などを願い、55年の夏まつりから行われている。雨のため一時は中止の判断を下したが、小康状態となったことで実施を決定。長さ20メートルほどにも及ぶ龍神が黄金の「玉」を掲げた先導役とともに、激しい爆竹音も鳴り響く中、どらの音に合わせて勇壮な舞を披露した。

 午前に行われた子供七夕神輿は、一関側(一関文化センター出発)と山目側(市役所出発)合わせて26団体・約2000人が参加。それぞれの地域が特色のある神輿を繰り出し、「ワッショイ、ワッショイ」という子供たちの大きな掛け声が商店街にこだました。

momottoメモ

【15面に関連】
◆暑さに負けず華やかに 一関夏まつり カメラスケッチ
◆大船渡の青砥さんV 県南宮城県北対抗民謡まつり


特集・一関夏まつり2018

3日目(最終日)ハイライト

 ◆パート1「銀座大龍神巡行」「大一関神輿祭」
 ◆パート2「子供七夕みこし」
 ◆パート3「子供七夕みこし」

 「一関すずめ踊り」「二代目時の太鼓大巡行」「須川サンバコンテスト」「くるくる踊り大パレード」

 「鼓笛隊・バトントワラーパレード」「一関七夕まつり」「磐井川川開き花火大会」

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