実戦形式の練習に汗 花巻東 全国高校野球選手権記念大会
【甲子園取材班】第100回全国高校野球選手権記念大会に出場している花巻東は、神戸市の神戸学院大第4グラウンドで練習に取り組んだ。ナインは1回戦で対戦する下関国際(山口)を想定し、攻守に気合の入ったプレーを見せた。
練習は午後1時から行われ、走者を置いての打撃練習を実施。西舘勇陽(2年)、伊藤翼(3年)が投手を務め、打撃陣は下関国際のエース右腕をイメージしながら広角に鋭い打球を飛ばしていた。田中大樹(3年)もマウンドに立ち、伸びのある直球を投げ込んでいた。
打撃練習後はシートノックを行い、内外野間の連携などを確認。最後にグラウンド近くで坂道ダッシュに汗を流し、体を追い込んだ。田中は「実戦形式での投球は久々。肩の調子は良かったが、体重移動に少し不安があった。いつでも投げられるように準備したい」と気を引き締めていた。
佐々木洋監督は「暑さにも慣れてきて、選手たちもいい状態でよく動けている。初戦にピークを持っていきたい」と話していた。
7、8日は、西宮市内のグラウンドで練習に励む。初戦は大会第5日(9日)の第2試合(午前10時30分)で、夏の甲子園で県勢6年連続となる初戦突破を目指す。