一関・平泉

体験・宿泊施設開業へ いちのせきニューツーリズム協 畳と障子を改修

いちのせきニューツーリズム協議会が体験・宿泊施設「岩手泊験またきたい」としてオープンを目指している民家=一関市滝沢字寺田下地内

 いちのせきニューツーリズム協議会(後藤定幸会長)は、民泊による地域活性化を図るため、体験・宿泊施設「岩手泊験(はっけん)またきたい」を一関市滝沢字寺田下地内で開業する。6日には施設での初の催しとして、畳と障子の改修を兼ねてオープン前プレイベントを行った。9月下旬のオープンを目指し、今後はテスト宿泊や防災訓練などの準備を進める。

 同協議会は住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行を受け、民泊事業を検討。農林水産省の農山漁村振興交付金(農泊推進対策)を活用し、市民から空き家を借りて2018年から整備している。

 施設は築40年以上の木造2階建て民家。旧国道284号沿いでJR真滝駅やバス停も近い。1階3室(7・5畳2室、10畳1室)を客室とし、素泊まりを基本とする。

 定員は最大9人。オープン当初は1日1組を受け入れ、管理運営の状況を見ながら徐々に3組まで増やす予定。スタッフは施設に住み込んで管理・運営を担う農泊活動隊員、臨時事務職員、同協議会事務局員の5人。

 オープン前プレイベントは「プロに学ぶ畳と障子」をテーマに行われ、市内の小学生と保護者5組14人が参加。総合インテリアタダミの只見光行代表取締役らの指導で20×25センチのミニ畳を製作し、施設内の障子を張り替えたほか、三浦畳店の三浦博明店主による畳の表替え作業を見学した。

 ミニ畳を作った阿部愛莉さん(7)=金沢小学校1年=は「畳のへりを留めるのが難しかった。繭人形を飾りたい」と喜び、只見代表取締役は「住宅の洋間化が進み、畳のある家も少なくなっている。子供の頃から日本ならではの畳の良さを広めたい」と話した。

 8月下旬には関係者によるテスト宿泊などで運営の改善点を探る。9月からスタッフの防災訓練や農泊活動隊員の居住開始を経て、一般客の宿泊を始め、オープン記念イベントを行う計画だ。

 同協議会の市嶋豊事務局長は「宿泊だけでなく、ものづくりや近くの農家で農作業も経験できるなど、さまざまな体験ができる宿として特徴を打ち出したい」と語る。

 問い合わせは同協議会=0191(82)3111=へ。受付時間は平日午前9時~午後5時。

▲オープン前プレイベントで、プロの職人からミニ畳の製作を習う親子

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