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花巻東 初戦敗退 延長十回 下関国際に2―4 全国高校野球選手権記念大会

下関国際に敗れ、整列する花巻東ナイン=9日、甲子園

 【甲子園取材班】第100回全国高校野球選手権記念大会第5日は9日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦4試合が行われた。本県代表の花巻東(3年ぶり9度目出場)は、第2試合で山口県代表の下関国際(2年連続2度目出場)と対戦し、延長十回の末に2-4で敗れ、初戦突破はならなかった。

 ともに春夏連続出場となったチーム同士の試合で、序盤は打たせて取る投球が持ち味の花巻東・伊藤翼(3年)と、本格派右腕の下関国際・鶴田克樹(3年)の両エースが息詰まる投手戦を展開した。花巻東は鶴田の140キロを超える直球と切れ味鋭い変化球に苦しんだが、五回2死から8番佐藤千暁(3年)が右翼線二塁打を放つと、9番藤森晃希(3年)の内野ゴロが敵失を誘い、待望の先制点を奪った。

 七回に追い付かれたものの、八回に先頭の1番谷直哉(3年)の左前打を足掛かりに1死二塁とし、3番田中大樹(3年)の右前適時打で勝ち越した。

 粘投していた伊藤だったが、疲れが見えた九回に制球が甘くなったことで下関国際打線につかまり、3連打で同点とされた。延長に入ってからも相手の勢いを止めることができず、4安打を浴びて2点を奪われると、その裏の攻撃を鶴田に封じられ、健闘及ばず力尽きた。

 県勢にとって夏の甲子園での初戦敗退は6年ぶりとなる。花巻東としても2013年は4強、15年も16強に入るなど、過去2大会の出場時には連続で勝利を挙げていたが、大谷翔平(現エンゼルス)を擁した11年以来の初戦敗退となった。

momottoメモ

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花巻東 競り負け
 伊藤粘投も力尽く
 佐藤2安打、攻守でエースもり立てる
 谷、俊足生かし勝ち越しのホーム
勝利へあと一歩 傾いた流れ戻せず
選手談話
ナイン信じ最後まで アルプスから大声援
260人地元で応援 健闘たたえ拍手送る

 

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