県内外

岩手で働く魅力PR 高校生や学生対象 県内24企業・団体参加

「いわてとワタシゴト展」が開幕。高校生や学生らが足を運び、岩手で働くことの魅力を探っている
いわてとワタシゴト展

 岩手で働くことをテーマにした総合イベント「いわてとワタシゴト展」が10日、盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)で始まった。県内企業の仕事の展示や体験エリア、県内企業で働く人が仕事のやりがいを話すトークイベントなど、多彩な切り口で本県で働く魅力を紹介。高校生や県内外の学生らが岩手で働く魅力を感じ取っている。11日まで。

 若者や女性の県内就職や創業支援の充実を目的に産学官金労29団体で構成するいわてで働こう推進協議会(会長・達増拓也県知事)が主催。岩手の企業や職場を知ってもらい、県内就職を促進しようと前年度に続き開催した。

 岩手で働く人たちが自分の仕事や職場の様子を紹介するメインエリア「シゴトビトの職場」では、県内24の企業・団体がそれぞれの現場で使う仕事道具や製品を展示。学生らは企業の担当者にインタビューしたり、体験したりして仕事の内容に理解を深め、遠野緑峰高校2年佐々木千幸さん(16)は「進路が決まっていないので、どんな仕事があるのか知りたいと思って参加した。実際に体験してみることで興味を持つことができた」と話していた。

 また情報発信エリアでは「シゴトビトトーク」と銘打ち、展示に参加する企業の社員らが仕事内容や就職のきっかけ、やりがいなどを紹介している。

 千田精密工業前沢工場生産技術係長の佐藤淳さん(32)は、テレビ番組でF1用レーシングカーにも使われる精密部品を加工できる企業が地元にあることを知ったのが就職のきっかけだったとし、「思い通りの仕事を地元でできることはうれしいこと。自分が将来やりたいことを学生のうちに見つけてほしい」と伝えていた。

 同日はこれからの採用のポイントを学ぶ企業向けのプログラムなども行われたほか、11日は高校生が県内企業の若手社員と岩手の未来の仕事や働き方を考えるプロジェクトの発表会もある。時間は午前10時30分~午後4時30分。

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