西日本豪雨被災地で恩返し 岩手県北観光 ボランティアツアー企画
西日本豪雨災害を受け岩手県北観光は10日、東日本大震災の復興支援に対する恩返しとして、「西日本豪雨災害ボランティアツアー」を9月15日から2泊3日の日程で実施すると発表した。現在参加者を募集しており、甚大な被害を受けた岡山県倉敷市を中心に被災者の住居の片付けなどの活動を行う。
同社では、震災の被災地視察やボランティアツアーの企画をはじめ、震災学習を取り入れた復興ツーリズムなどの復旧・復興支援事業に取り組んできた。
今回の豪雨災害で被災地となった西日本からも受けた多くの人的・物的支援に感謝するとともに、恩返しとして、震災の教訓を生かした支援活動を実施するために企画。
日程は15日に岡山県入りし、総社市や倉敷市内などを視察する。16日は倉敷市内や近隣町村でボラティア活動を行う。最終日の17日も倉敷市内などで活動を行った後、午後3時30分にJR岡山駅(現地発着組解散)を出発する予定。
定員は40人。料金はJR盛岡駅発着が8万4900円、JR岡山駅発着が2万9800円(いずれも税込み)。
ボランティアの内容は、被災者の住居の片付けや避難所の手伝い、救援物資の仕分け、災害ボランティアセンターの運営などを行う予定。
岩手県北観光本社営業企画部の本山貴章営業担当部長は「震災の時に西日本からも多くの支援をいただいた。多くの人に参加してもらい、西日本の被災地とのつながりを持ってもらいたい」と話している。
申し込み、問い合わせは同社=(0120)183705=へ。ツアーの詳細は同社ホームページでも紹介している。