花巻

名峰の風いっぱいに 「山の日」で早池峰登山【花巻】

山頂で記念写真に収まる「山の日制定記念登山」の参加者

 「山の日」の11日、花巻、遠野、宮古の3市にまたがる国定公園早池峰山(1917メートル)は県内外から訪れた大勢の登山客でにぎわった。花巻市大迫町の市民講座「はやちね村民塾」は「山の日制定記念登山」を企画し、参加者が露岩を吹き抜ける涼風や高山植物など名峰の魅力を味わいながら頂を目指した。

 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する「山の日」が施行された2016年に始まり3度目で、市大迫総合支所地域振興課地域支援室が主催する同塾の第2回学習会として開催。市民ら23人が参加し、大迫山岳会長の浅沼利一郎さん(78)、同事務局の瀬川和広さん(51)のガイドで小田越コースを登った。

 早池峰賢治の会の会長でもある浅沼さんは道すがら、宮沢賢治の作品「山の晨明に関する童話風の構想」で、「ゼラチンの霧」「はひまつの緑茶をつけたカステーラ」などと表現された同山の景観を解説。見頃を迎えたナンブトウウチソウやナンブトラノオ、キンロウバイといった植物も案内し、参加者は歩みを止めて写真を撮ったり、耳を傾けたりして学んだ。

 同日は好天に恵まれ、適度な風も吹くなど登山に適したコンディション。山頂では記念写真に収まり、全員で達成感を分かち合った。

 同町出身の佐藤茜さん(37)=北上市飯豊=は「ガイドしてもらい安心して登れた。ガスが心配だったけど、上はスカッと晴れていてとてもいい山の日だった」と満足げ。長女の芽依さん(飯豊小学校2年)は「疲れたけど景色がきれいだった。はしごを登るのも楽しかった。また来たい」と笑顔をはじけさせた。

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