北上・西和賀

スポーツ振興に期待 北上信金スタジアム 除幕式で愛称看板披露【西和賀】

北上信金スタジアム愛称除幕式で表示看板が披露され、官民協働による地域振興に意欲をみせる細井町長(中央)と木村理事長(左から3人目)ら関係者

 西和賀町川尻の体育施設「西和賀町錦秋湖グラウンド」のネーミングライツ(命名権)パートナーが北上信用金庫(本店北上市本通り、木村幸男理事長)となり、愛称が「北上信金スタジアム」に決まったことを受け、愛称披露除幕式が11日、現地で行われた。施設正面入り口に愛称表示の看板が披露され、集まった関係者が町内初となった命名権導入施設の新たなスタートを祝った。

 除幕式には細井洋行町長と木村理事長ら合わせて35人が出席。木村理事長は「ネーミングライツの締結が、スタジアム機能の維持向上やスポーツ振興、地域活性化に結び付くようにしていきたい」と意欲を語った。

 来賓紹介に続き、細井町長や木村理事長らによる除幕で愛称が表示された縦0・5メートル、横4・3メートルの看板が披露されると、出席者から拍手が送られた。

 同スタジアムは、町民の健康づくりや生涯スポーツの振興を狙いに整備された施設。近年は北上線沿線中学校選抜野球大会をはじめ各種野球大会のほか、日本女子ソフトボールリーグ1部所属チームの夏季合宿などに利用されている。

 町は当該施設の持続可能な維持管理・運営を図り、町とパートナーとの連携、協力による施設の魅力向上を狙いに命名権事業を2018年度に導入。一般公募し、審査の結果同金庫に決定した。

 契約期間は7月1日~21年6月30日。契約金額は年20万円(税別)。命名権導入は町内施設で初となった。細井町長は「町の財政が厳しさを増す中、民間活力を生かした施設運営は地域振興の大きな好機になる」と期待を込めた。

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