一関・平泉

石ぴかぴか清流化 大東・下内野 「かじかの里」復活事業【一関】

砂鉄川の清流化を願い石を磨く参加者

 一関市大東町の下内野自治会(勝部欣一自治会長)が主催する第25回「かじかの里」復活事業・石磨き大会は11日、同町大原字岩脇地内の砂鉄川で開かれた。地域住民やフィールドワークで同町を訪れている大学生ら約100人が参加し、川の中の石を磨いて清流化に努めた。

 開会行事では、大会の立ち上げから携わっている日本大の河野英一名誉教授が25年の歴史を振り返り、「2010年には第30回全国豊かな海づくり大会の漁場・環境保全部門で環境大臣特別賞、17年にはふるさとづくり大賞の総務大臣賞を受けた。大会を続ける流れの中で、自治会の活性化にも結び付いている」と取り組みをたたえ、継続を期待した。

 サンダルや長靴で川の中に入った参加者は、「古縄たわし」を使って石に付いたコケなどの有機物を落とし、石の間に酸素が入るようにした。前日までの雨の影響で水かさが増し、流れの急な所は避けながら約400メートルを遡上(そじょう)した。

 2度目の参加という日本大の森千裕さん(4年)は「去年よりも水が多く大変。大会は、下内野の地域の人とつながることもできる良い機会だと思う」と話し、熱心に石を磨いていた。

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