力比べ負けないぞ 東関部屋フェス・東山 子供と力士がタイヤ引き【一関】
力士が地域の人々と交流する大相撲東関部屋フェスティバルは12日、一関市東山町の松川市民センターで開かれた。大相撲クイズやちゃんこの振る舞い、餅まきが行われたほか、同センターで恒例の夏合宿をしている同部屋の力士たちが子供たちとタイヤ引きなどで力比べを繰り広げ、親睦を深めていた。
大相撲クイズでは、土俵の構造や大相撲の開催地、力士の条件などについて問題が出され、参加者が○×で解答。答えを振分親方(元小結高見盛)が解説し、「力士になる体格の条件は、身長が167センチ以上、体重が67キロ以上であること。これを満たしていればあしたにでも入門できるので、ぜひ目指してほしい」と呼び掛けていた。
タイヤ引きでは、大型トラックのタイヤを児童ら5人と力士1人がそれぞれ引いて走り、速さを競った。大きなタイヤを力士が軽々と引きずって走ると、客席から歓声が上がっていた。
祖母の実家を訪れている埼玉県川越市の平島海凪君(12)は「大相撲をテレビで見たことはあるが、近くで見る力士は迫力があった」と目を丸くしていた。