奥州・金ケ崎

望遠鏡で水メーザー探査 県内外高校生 3日間の観測成果発表【奥州】

3日間にわたる天体観測やデータ解析の成果を紹介したZ星研究調査隊の発表会

 2018年度県高校文化連盟自然科学専門部高校生セミナーサポート事業「第12回Z星研究調査隊~第15回サイエンスメイト~」は13日から3日間にわたり、奥州市水沢星ガ丘町の国立天文台水沢VLBI観測所で行われた。最終日の15日は「宇宙の水を探そう!」をテーマに、東北3県の高校生ら12人が直径20メートル電波望遠鏡を使って観測した成果を発表するなど天文学への興味を深めた。

 国立天文台の最新鋭電波望遠鏡を操作して観測を体験することで、自然科学への関心を高めるのが狙い。同専門部と同観測所、NPO法人イーハトーブ宇宙実践センターが主催した。

 今回は、県内の8人をはじめ宮城県と福島県から各2人が参加。2グループに分かれ、20メートル電波望遠鏡による天体観測やデータ解析により、生まれようとしている星や一生を終えようとしている星の周りにある水分子が出す強い電波「水メーザー」の探査を行った。

 発表会では、2グループが「星形成領域の水メーザーの探査」「ミラ型変光星の水メーザー探査」について研究成果を紹介。2グループとも水メーザーを検出できなかったが、「感度が足りなかった」など結果を分析した上で、「小笠原観測局と石垣島観測局も利用し、より高感度な観測を実施する」などの考察をまとめた。

 将来は天文学の研究者になるのが夢という藤枝実優さん(水沢高校2年)は「深夜遅くまで観測したり、大きな機械を使って観測したり貴重な体験ができ、良い思い出になった。プレゼンテーションで分かりやすく伝えることが難しい」と話していた。

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