前沢夏まつり 母禮太鼓 響かせ【奥州】
前沢夏まつりは17日、奥州市前沢字阿部舘の前沢いきいきスポーツランドで開かれた。太鼓演奏やよさこい団体、厄年連の演舞などで盛り上がったほか、夜空を彩る花火でクライマックスを迎えた。
市や前沢商工会、JA岩手ふるさと、市観光物産協会などでつくる前沢まつり実行委員会が主催。16日に開催予定だったが雨のため順延し、内容を一部変更して実施した。
まつりは午後4時からのカラオケ大会を皮切りに、母禮太鼓による演奏、ポリネシアンダンス・レイアロハのしなやかなダンスなどが披露された。
よさこいでは遊夢舞、紅翔連が躍動。夜には会場内に夢あかりがともされ、前沢25歳、42歳両厄年連の創作演舞、参加者による前沢音頭が盛大に繰り広げられた。
このうち、母禮太鼓(眞尾弥子代表)は「母禮」「蝦夷」の2曲を力強く演奏し、迫力あふれる和太鼓の音を響かせた。
メンバーの山崎遼君(前沢小学校6年)は「いつもよりも観客が多かったので少し緊張したけれど、スムーズに演奏ができた。太鼓は楽しい」と声を弾ませていた。
会場には飲食屋台も軒を並べ、足を運んだ多くの市民が前沢の夏のひとときを楽しんだ。