北上・西和賀

川面流れる魂の明かり 北上・川岸トロッコ流し

淡い光を放ちながら川面に浮かぶトロッコ

 北上市川岸地区の送り盆行事「川施餓鬼(せがき)供養とトロッコ流し」は18日夜、北上川河畔で行われた。集まった人々が、ほのかな明かりを放つトロッコ(灯籠)を見送り、静かに手を合わせて物故者を供養した。

 トロッコ流しは舟運に関わって亡くなった人の供養のため、1645(正保2)年に始まったとされ、近年は初盆を迎えた人たちによる供養も合わせて川岸流灯会(佐藤栄会長)と北上観光コンベンション協会が主催して毎年行っている。

 当初は16日に予定していたものの、雨による川の増水のため延期して実施。北上和賀仏教協会の僧侶による読経の中、珊瑚橋たもとの舟から約2000個のトロッコが次々と放たれた。

 いつもの落ち着いた状態に戻った川面には淡い光のトロッコがゆっくりと流れ、参列者が手を合わせたり、カメラに収めたりしていた。

 トロッコ流しに先立ち、水難物故者らを含む無縁仏を祭る地区内の染黒寺では立花念仏剣舞が奉納された。同会の菅原友行副会長(63)=同市孫屋敷=は「天気も回復し、実施できることになって本当に良かった。亡くなった人たちをしっかり供養したい」と祈りをささげた。

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