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大谷14号2ラン

アストロズ戦の四回、2点本塁打を放つエンゼルスの大谷(右)=25日、アナハイム(AFP時事)

 【アナハイム時事】米大リーグは25日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はアストロズ戦に4番指名打者で出場し、二回に二塁打を打つと、四回には今月18日以来の本塁打となる14号2ランを放った。3打数2安打2打点と活躍したが、チームは3-8で敗れて5連敗。

 ダイヤモンドバックスの平野はマリナーズ戦の八回途中から5番手で登板し、3分の2回を投げて1安打無失点。チームは延長十回、3-4で敗れた。

 ドジャースの前田はパドレス戦で4-4の延長十回に3番手で登板し、1回を1安打無失点に抑えた。チームは十二回に5-4でサヨナラ勝ちした。

難敵を攻略

 エンゼルスの4番に座った大谷が、アストロズの難敵バーランダーを攻略した。

 一回を直球のみで3人で片付けたバーランダーは、二回先頭の大谷も直球2球で簡単に追い込んだ。首を振って投じた3球目は、外角へのチェンジアップ。虚を突いた一球に、大谷は体勢を崩しかけながらも右腕を伸ばしてうまく拾い、右翼線に落とした。「何とかヒットになって良かった」。悠々と二塁を陥れた。

 そして四回の第2打席に豪快な14号2ラン。初球のチェンジアップを今度はしっかりとたたき、左中間へ。「(前の打席で)打っていた球なので、頭の中にはなかった」と言うが、甘く入ったボールは逃さなかった。

 5月の初対戦は4打数無安打で3三振。7月の再戦では初めての安打となる二塁打をマークした。3度目の顔合わせとなったこの日は長打2本を浴びせ、「確実に1回目より2回目、2回目より3回目の方が良いタイミングで入れていると思う」。大リーグ屈指の好投手を相手に、また一つ成長した姿を見せた。

死球の応酬、大谷にも

 エンゼルスとアストロズの一戦は、合わせて3死球に退場者の出る荒れた試合となった。七回にアストロズの主力アルトゥーベが左肘に死球を受けると、八回にはエンゼルスの大谷にオスナが投じた初球が腰付近に当たった。

 ここで球審が両チームに警告を与えたが、九回にはエンゼルスのマグワイアがグリエルに対して死球。同投手とソーシア監督が退場となった。

 報復とも受け取れる死球を受けた大谷だが、大事には至らず、「普通にあること。僕も投手で当ててしまうことはある」と冷静。それでも試合に後味の悪さが残った。

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