一関・平泉

元五輪選手がトーク スポーツフェスタ 車いすバスケ体験も【一関】

スポーツの取り組み方などについて話した大山さん(左)と永尾さんによるトークショー
車いすバスケに挑戦する一関学院高の女子バスケットボール部員

 みんなのスポーツフェスタ2018(一関市、市体育協会主催、岩手日日新聞社など後援)は26日、一関市狐禅寺の市総合体育館で開かれた。アテネ五輪バレーボール女子日本代表の大山加奈さん、元車いす陸上競技日本代表で日本人最多となるパラリンピック7大会出場の永尾嘉章さんのトークショー、5競技の体験コーナーも設けられ、市内を中心に県内外から約300人が来場した。

 トークショーでは現役でスポーツに取り組む選手に対し、気を付けてほしいこととして大山さんは「痛みが出たときは我慢しないでほしい。今頑張るのは大切だが、長くプレーできるように無理はしないで」、永尾さんも「体に違和感があったら治るまで思い切って休んでほしい。しっかり体を休めることで私は53歳まで現役を続けられることができた」と体をいたわりながらスポーツに取り組む姿勢の大切さを呼び掛けた。

 臀部(でんぶ)を床につけたままプレーするシッティングバレーや、車いすバスケットボール、ボッチャなどの体験コーナーのほかに、障害者スポーツの写真やユニホームを展示する特別企画なども行われた。

 このうち、車いすバスケは、「ラッセル岩手」の選手が講師を務め、同市八幡町の一関学院高校の女子バスケットボール部員が車いすからのシュート練習や試合形式を体験した。

 星ひかりさん(1年)は「同じバスケでもいつもと体の使い方が違うので難しく感じた。スポーツは多くの人が交流できる。今回だけで終わらずに、また開催してほしい」と話していた。

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