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盛岡駅に「見返し」登場 乗降客に秋まつりPR

盛岡秋まつりをPRしようとJR盛岡駅に展示されている山車の見返し

 盛岡市内で9月中旬に開催される「盛岡秋まつり」を盛り上げようとJR盛岡駅に、同まつりで使われた山車が同駅新幹線コンコースにお目見えした。豪華絢爛(けんらん)な山車が乗降客にまつりの魅力を伝えている。

 同まつりの山車行事は、南部藩のまちづくり完成を祝い、城下を練り歩いたのが始まりとされる。山車の展示は、300年以上の伝統を持つ同まつりをPRする目的で、盛岡観光コンベンション協会の山車運行委員会が、盛岡山車推進会と同駅の協力を得て毎年行っている。

 コンコースには、2017年に使われた山車の「見返し」と呼ばれる後ろ側の部分を展示。昔話「桃太郎」をテーマに、勇ましい表情の桃太郎が武装した犬、猿、キジと共に鬼退治に向かう場面が表現されている。

 まつりの由来や歴史を紹介するパネルも併せて展示。同市中央通の会社員大内洋さん(49)は「長い歴史があることを初めて知った。間近で見ると迫力があってきれいだ」と感動した様子だった。

 展示は9月末まで。まつりは来月14~16日に開かれ、9台の山車が市内を練り歩く予定。同委員会の担当者は「華やかな山車は盛岡における日本文化。海外からの観光客をはじめ、多くの人に見てほしい」と呼び掛けている。

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