奥州・金ケ崎

登下校の安全確保に 水沢鋳物工業協組 羽田小へ熊よけ鈴【奥州】

及川理事長(左)から熊よけ鈴を受け取る小山田委員長

 水沢鋳物工業協同組合(及川勝比古理事長、54事業所)は29日、奥州市立羽田小学校(千葉栄校長、児童117人)を訪ね、登下校の安全確保に役立ててほしいと「熊よけ鈴」130個を寄贈した。

 同校周辺では6月以降10件ほどクマの出没情報があり、登下校の安全対策を検討する中で同校PTA(小野寺貴広会長)が同組合に協力を求め、共感した同組合が鈴の寄贈を決めた。

 同日は、及川理事長と後藤安彦専務理事が鈴を持って訪問し、同校運営委員の小山田悠音委員長ら児童4人に鈴の入った箱を手渡した。及川理事長は「被害に遭わないようランドセルに付けて離さずに使ってほしい」と話し、小山田委員長は「鈴を付けて安全に登下校したい」と感謝した。

 千葉校長によると、2018年度の出没状況は例年並みだが、6月22日朝には学校近くで目撃され、下校時に家の人に迎えに来てもらったという。

 寄贈された鈴は、南部風鈴の流れをくむ余韻が美しい物。クマ出没が見込まれる時期に児童に貸し出す考えで、今年度は貸し出しの準備や父母らに知らせた後から11月末ぐらいまでの見込みという。

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