高橋乃綾(奥州市出身)金 ソフトテニス女子単 ジャカルタ・アジア大会
第12日
【ジャカルタ時事】ジャカルタ・アジア大会第12日の29日、陸上の男子200メートルで小池祐貴(ANA)が金メダルに輝いた。20キロ競歩では男子の山西利和(愛知製鋼)が銀、高橋英輝(富士通、花巻市出身)は5位。女子の岡田久美子(ビックカメラ)が銅を獲得。柔道は女子52キロ級の角田夏実(了徳寺学園職)が金で、同48キロ級の近藤亜美(三井住友海上)は銀だった。
東京五輪でも採用されるスケートボードではパークで男子の笹岡建介(PROSHOP BELLS)と女子の四十住さくら(和歌山・伊都中央高)、男子ストリートの池慧野巨(iS OLLiES)が金メダル。
自転車女子オムニアムの梶原悠未(筑波大)、ソフトテニス女子シングルスの高橋乃綾(どんぐり北広島、奥州市出身)も優勝した。
サッカー男子はU21(21歳以下)代表で臨んでいる日本が、準決勝でアラブ首長国連邦(UAE)戦。
【ソフトテニス】29日、女子シングルス決勝が行われ、高橋乃綾(奥州・南都田中―北海道・札幌龍谷学園高―どんぐり北広島)が台湾選手を4-3で破り、金メダルを獲得した。
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女子シングルスの高橋は、第7ゲームまでもつれた決勝で台湾選手を振り切って頂点に立ち、「目標にしていた大会。うれしいの一言」と喜んだ。
ボールがあまり弾まないカットサーブで相手を崩してから、前に出る攻撃スタイル。大きな国際大会はこれが初出場だったが、「いつもの練習通りのプレーができた」。無心で勝ち進み、男女通じてシングルス日本勢初の金メダルをもたらした。
国内大会でも優勝経験がないという。「ソフトテニス界ではアジア大会は五輪みたいなもの。本当に重い金メダル。今後は国内では負けられない」。アジア女王となり、実感を込めて言った。

【陸上】29日、男子200メートル決勝が行われ、小池祐貴(ANA)が20秒23(追い風0・7メートル)で金メダルを獲得した。この種目の日本選手の優勝は2006年ドーハ大会の末続慎吾以来。飯塚翔太(ミズノ)は20秒68で6位。20キロ競歩は男子の山西利和(愛知製鋼)が1時間22分10秒で銀メダル。高橋英輝(花巻北高―岩手大―富士通)は5位。女子は岡田久美子(ビックカメラ)が1時間34分2秒で3位に入った。
男子400メートルリレーの日本は予選に臨む。
とても悔しい 山西利和(愛知製鋼=陸上)
勝つために来たので負けてとても悔しい。思った以上に切り替えられず、ラスト勝負に対応できなかった。また一からチャレンジしていきたい。
これが現状 高橋英輝(富士通=陸上)
何やっているんだろうという気持ち。右脚をけがして、練習が思ったようにできなかった。これが自分の現状だと受け止めて、あきらめずに頑張りたい。