花巻

「産湯の井戸」公開終了 賢治しのび 塩清めの儀【花巻】

一般公開を終え井戸の四方に塩をまいて清める宮澤社長(左)

 花巻市鍛治町にある宮沢賢治「産湯の井戸」で30日、一般公開を閉じる「塩清めの儀」が行われた。関係者が井戸の周囲を塩で清め、1カ月間にわたる公開事業の終了を告げた。

 宮澤商店敷地内の井戸には、主催する鍛治町商店街振興組合や同社、花巻商工会議所などから関係者ら約30人が出席。同振組の平賀誠二専務理事が「厳しい暑さだったが、多くの方が見学し賢治さんの心に触れていただいた」と伊藤郁郎理事長のあいさつを代読した。

 同社の宮澤啓祐取締役社長が井戸の四方に塩をまき、井戸に向かって関係者と共に拝礼。あいさつで「暑さで水量が心配されたが、枯れることがなく驚くばかり。今年も多くの方に来て見ていただけた」と語り、関係者の協力に感謝した。

 公開事業は、同振組が賢治が生まれた8月に毎年実施。事務局によると、1カ月間に北海道や東北、東京、愛知、兵庫、熊本など全国各地から賢治ファンら約1000人が訪れた。

 井戸に備え付けられた来訪者ノートには「賢治さんの貴重な話も聞くことができありがたかった」「昔のまま保存されていてとても素晴らしい」「大好きな賢治さんありがとう。井戸の冷たさとラムネの味は忘れない」「賢治さんが生まれた場所に来て感動した」など60人のコメントが記されていた。

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