奥州・金ケ崎

休耕畑でヒマワリ栽培 マイムマイム奥州、循環型農業実践 種原料にマヨネーズ

ヒマワリ油から作ったマヨネーズを野菜に付けて頬張る親子ら

 地域循環型プロジェクトを行うチーム「マイムマイム奥州」(及川久仁江代表)は、奥州市胆沢若柳の休耕畑を使ったヒマワリ栽培に取り組んでいる。ヒマワリを育てることで畑が荒地になるのを防ぎ景観を守るほか、種から油を搾って無駄なく活用。及川代表(55)は「子供から大人までのみんなが、こうした農業の形があることを知るきっかけになれば」と思いを膨らませる。

 同チームは、農村における循環型社会の構築を目指し、地元農家や企業によって2012年に設立。同市産米からエタノールを作り、これを原料にした化粧品などの製造販売、もろみかすを餌にした養鶏などを実践。環境保全をテーマにした体験ツアーやワークショップの企画なども手掛ける。

 17年度からは「ひまわりから油をつくるプロジェクト」に乗り出し、循環農業で出た鶏ふんを肥料にしたヒマワリ栽培をスタート。東京海上日動の協賛を得たほか、油を抽出するノウハウは一関市の菜種精油業・デクノボンズ(小野寺伸吾代表取締役)から学んでいる。

 今年度は胆沢若柳の胆沢トレーニング農場セミナーハウス前の畑など、3カ所計2アールで栽培され、8月18日にはヒマワリの花を収穫。油にする最終工程は1日に同センターで行われ、県内外から参加した親子が種の採取や圧搾、抽出した油と卵を使ったマヨネーズ作りに挑戦した。

 出来たてのマヨネーズは、オクラやジャガイモ、コリンキーなど地元産の新鮮野菜に付けて試食。息子の光弥ちゃん(3)と参加した千葉沙紀子さん(39)は「自然が感じられる普段はできない体験を、子供にもさせることができた」とにっこり。光弥ちゃんは「マヨネーズは油の味がしておいしい」と次々と手に取って頬張っていた。

 及川代表は「循環型農業をやっている中、市民がもっと参加できるイベントが必要だと感じていた。昨年始めたヒマワリ栽培には、興味を示してくれる地元農家もありうれしい」と、取り組みのさらなる広がりに期待を寄せる。

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